本日の「産廃焼却炉対策協議会」で 上田会長が声明文を発表しました

 協議会は、この度の「高槻市廃棄物処理施設の設置に係る手続きの特例に関する条例」の制定を受け、会を発展的に改称、改組し「高槻・五領の環境と子どもの未来を守る会」として、再発足をする事を決定しました。

 

 

お礼:皆様のお陰をもちまして「こころ休まる日々を取り戻せました」

 

 昨年末、事業者より上牧・梶原中村町に産業廃棄物焼却炉の建設計画を聞かされて以来、今日まで建設反対の住民運動を展開してまいりました。平成29529日に事業者は今回の産廃焼却炉の建設計画を断念する旨、高槻市に書面で提出したと聞き、その確認は済ませました。残念ながら事業者は地元の実行組合や自治会等に対して7回にわたる説明会を実施したにもかかわらず、1か月近く経つ今日まで住民に対して何ら建設計画断念の連絡もして来ておりません。

 

同年622日の「高槻市廃棄物処理施設の設置に係る手続きの特例に関する条例」の制定を受け、当産業廃棄物焼却炉対策協議会は発展的に改称・改組することとしました。組織名を「高槻・五領の環境と子どもの未来を守る会」として、閑静な住宅街と自然豊かな田畑・鵜殿のヨシ群生地が調和し家の庭から小鳥たちのさえずりが聞こえる、この素晴らしい環境を未来の子どもたちに残すために、引き続き活動して行くことを目的としています。多くの皆様から頂戴しました寄付金を有効に活用させて頂き活動してまいります。産廃焼却炉対策協議会同様、暖かく見守って頂くことをお願いしご報告申し上げます。

 

ここまで来ることが出来ましたのも偏に多くの皆様方からの励ましのお言葉とともに頂きました10万筆近くに及ぶ膨大な署名の数の力です。署名の力が、市長はじめ市議会議員の先生方を突き動かしてくれました。また、巨大な壁であった事業者の壁も突き破ってくれました。本当にありがとうございました。活動に参加して共に戦ってくれた人たちを代表しまして皆様方に感謝し心から御礼申し上げます。

 

私たちの熱い思いを受け止めて頂き、難しいと思われた“条例制定”まで漕ぎつけて頂きました議員の先生方、市長には感謝!感謝!です。本当にありがとうございました。

 

ご寄付のお願いと署名活動は同年622日の条例制定をもって終了させて頂きます。今後、送って頂きます署名は同年731日をもって締めさせて頂き、8月に最終集計して高槻市長に提出致します。

 

協議会に関係するみなさまへ

 

はじめは99.9%ダメだろうと思いつつも反対運動を展開することを決めました。「上田さん、まだ止まる可能性あるやんなぁー」とかけられた言葉を今も忘れません。「99.9%アカン、良くできて条件闘争や」と言っていたことを思えば、今は夢のようです。

 

この活動を通じて私たちは多くのことを学びました。

 

少しでも可能性があれば、まず声を上げ、立ち上がらなければいけないこと。全く今まで面識もなかった他の自治会の人たちと、はじめはお互い何者だと思いつつ1つの目標に向かって進んで行くうちに、経験はないが戦友のような気持になって行く心の変化を感じていました。このようなグループがいくつも出来、人の輪がつながったと実感しています。この人の輪は大切に大切にしたい。

 

生まれ育ったこの地の自然、北摂連山を背に淀川に至る田んぼ、淀川には鵜殿のヨシ群生地があり、カワセミをはじめ、いろいろな野鳥が生息していること。庭から鴬のさえずりが聞こえる環境。このような環境で暮らしていることの素晴らしさに改めて気付きました。

 

私たちは日々の生活は犠牲にしましたが、何十倍もの得難い「人の輪」という財産を手にしました。この成功体験は、みんなの頑張りに対して神さんから頂いたご褒美かなぁ。ありがとう。

 

平成29624

産廃焼却炉対策協議会

 

代 表  上  田  博  夫